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飲食市場においてのヘルシー(健康)っていう考え方

米国の視察を経て、今後軽視できないマーケットとして再確認したので、「ヘルシー」っていう商品概念。

もちろん、この大きな波が来てることは当たり前に知っていたけど、米国は日本よりはるかに先進的だった。
chop't(チョップト)  サラダFCR業態で一番伸びてるっぽいブランド
最初に野菜と具を選んで、それを専用のナイフでチョップしまくるパフォーマンスで有名に 
これはニューヨークのウォールSTらへんの店舗

そんで、このヘルシーな食事ってのを少し考えたときに、この「ヘルシー」って言葉にも二つの側面があることに気づいた。 そんで今後はヘルシーはヘルシーでも、どっちのヘルシー(健康)が消費者のニーズとして成長していくのか?ってところで、分からなくなった。

①ダイエットとしてのヘルシーなのか?(低カロリー)

②体に良いって意味のヘルシーなのか?(必ずしも低カロリーである必要はない)

この二つのどっちにマーケットのニーズがあるのか考えないと、多分ダメなんじゃないかな~と。
これはきっと日本人が「ヘルシー」って言葉を聞くと、なんとなく「低カロリー」的な考え方になっていくと思うけど、必ずしもそうとは限らない。

このセグメントを明確にしないとブランド自体がブレっていっちゃう。

これもよく見るサラダ系ブランド。こうゆうサラダ系のブランド決まって白・緑ベースで作ってあって、なんだかつまんないなって思っちゃう。 これもニューヨーク。


昨日会った人が、最近ビーガン(ベジタリアン)になった人だった。
その人も言ってたけど、ビーガンになったのは動物大好きなのに、殺してまで食う必要あるのか?って考えたら、食べる気がしなくなったっていう理由で、決してダイエットのためではないから、カロリーは気にしてないって言ってた。

それに今まで会ったビーガンに「なんで?どうゆうタイミングでビーガンになったの?」っていつも聞くけど、理由は「動物殺してまで食う必要ない」か「体のため」のどっちかしか会ったことがない。
何も知らない時は、アレルギーが主な理由だと思っていたけど、実際アレルギーでビーガンになったって人に会ったことがない。(もちろんいるだろうけど)


今、米国はサラダのファストフードやビーガン(ヴェジタリアン)メニューが増えてる。とくにNYは2~3歩先行ってる。 だけど、サラダのファストフードって行っても、日本のコンビニのサラダの3~4倍の量をむしゃむしゃ食う感じで(しかも10ドルくらいかかる)、ドレッシングもかかってるし肉も乗っかってて、言うほど低カロリーじゃねーなって思ったわけです。

だからもし、ヘルシー業態をモデリングするなら、このふたつの側面を意識して、体に良いってとこにフィットさせるのか、低カロリーにフィットさせるのか、両方にフィットさせるのか。 ちゃんと考えないとダメだと思う。 そしてマーケットはどっちへのニーズが強いのかってとこが超重要だなーっと思った。

日本では日高屋の「野菜たっぷりタンメン」を1日分の野菜が取れる!ってことで大ヒットして、主力商品になってるけど、あれは「体に良い」方のヘルシーなわけだし。

でもひとつ言えるのは、「健康」っていう意味のヘルシーを考えるとしたら、決して野菜食ってれば健康ってわけではないってこと。  でもまー、マーケットはそうゆう風には動いていかない。




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